2020年度 人材育成支援事業

 当協会では2016年より学生への奨学支援資金授与を行っており、今年で第5期目を迎えます。第1期支援生徒2名、第2期支援生徒3名、第3期支援生徒2名、第4期支援生徒2名に加え、総会(役員会による書面決議)での承認を受け、今年度は第5期支援生徒として新たに2名が対象となり、計11名へ奨学支援資金を授与することが決定しました




 今回新たに支援を開始した第5期支援生徒のアンパン・ラウワンさんとナムティップ・ソートさんはいずれもメートー幼小中校出身ということもあり、8月12日(水)に開催されたメートー幼小中校保健室建設事業の調印式に併せて支援金の授与を行いました。

 
▲左から3番目よりアンパンさん(大学2年)、ナムティップさん(高校1年) 



その他の支援生徒についても現地協力者の方々の協力を得ながら順次授与を行いました。

   
▲シリヤーさん(大学2年)  ▲左 チュタラットさん(大学1年) 
   
▲左 チュニカーンさん(大学1年)  ▲右 ナタウッド君(高専4年) 
   
▲前左からシラプラパーさん
ナリッサラーさん (高校3年) 
▲右からナッタン君、ヨサポン君 (高校2年) 



 また、第1期支援生徒で今年大学2年生になったノップラダー・パヤポンさんが、8月3日(月)から約1ヵ月間にわたりランパーン県のメコン幼小中校にて教育実習に参加し、教師への道の第一歩を踏み出しました。 そこで偶然にも、元メートー幼小中校の校長先生であるポンニチャー校長が、このメコン幼小中校に赴任されていることが分かりました。ポンニチャー校長はメートー幼小中校の保健室建設事業に当初よりご尽力いただいておりましたが、残念なことに調印式を目前に異動となってしまいました。今回、ノップラダーさんの教育実習をきっかけに再びご縁が繋がりました。

   
▲ノップラダーさんの教育実習の様子  ▲左よりポンニチャー校長と
ノップラダーさん(大学2年) 



新型コロナウイルス感染症の影響により、タイ王国では新学期が遅れ、大学生たちは学費や生活費の足しにするためのアルバイトも出来ず、学生にとっては学業面でも生活面でも苦しい状況が続いています。当協会の支援資金により、将来生徒の皆さんが立派に成長してくれることを期待しています。